ネット上に作られたバーチャル空間で開催されるイベント「オンライン乾杯の陣」が3月14日・15日、開催される。
同日程で開催される予定だった「にいがた酒の陣2020」が新型コロナウイルスの影響で中止になったことを受け、新潟市南区白根地区の桃農家を中心とした有志が計画した。
バーチャル空間の構築にはオンライン会議ツール「ZOOM」を使う。各蔵元は各自で運用ルールを定める独立したバーチャル会場を設ける。
参加者はウェブカメラ、マイク、スピーカーが使える環境を用意した上で同ソフトをダウンロード。好みの会場に接続し、蔵元の担当者や他の参加者らと互いの映像を見ながら会話を交わし、それぞれ用意した酒やつまみを楽しむ。
各酒蔵の会場ページには自蔵商品を販売するサイトへの導線を設けるほか、つまみはコロナウイルス騒動で苦境に立たされている飲食店からのテークアウトを推奨。参加蔵元や地域飲食店への売り上げ還元も図る。
発起人の今井彩子さんは「酒の陣の開催中止を残念に思いながらも、前向きなアクションを新潟から発信したいという気持ちで計画した。新潟清酒の認知を広げながら、ITリテラシーを高めるきっかけにもなれば」と開催への思いを語った。
開催日は3月14日・15日。両日共に18時~21時(詳細は各酒蔵ごとの会場ルールに準じる)。19時19分19秒に一斉乾杯を予定。参加無料(事前に新潟清酒の用意が必要)。